社内データモデリング講習やりました

社員(と言っても1名ですが)に対して毎週実施しているデータモデリングの講習を本日も行いました。

データモデリングと言うと「第三正規形」などの正規化を思い浮かべる人が多いと思います。

モデリングの1手法として覚えておくのはいいんですが、そもそも正規化前のデータ構造をどうやって定義したのでしょうか?

実はそのデータ構造を見つける方が重要です。このデータ構造は業務を忠実に反映したものでなければならないのは言うまでもありません。

モデリングや正規化の本質は「同じものには同じ名前を付け、異なるものには異なる名前を付ける」ことなんです。

例えば「請求金額」と「支払金額」が業務説明に出てきたとします。物を売った側は1万円を請求し、買った側もやはり1万円を支払います。実はこれは両者とも同じものを指していて、実体は「注文金額」です。実体としては同一のものなのに異なる名前を付けてしまうと設計が混乱します。

このように、一見異なるもののように見える用語を一つ一つ紐解いて正しい名前を付けるのがデータモデリングの本質です。異なるものを業務ユーザーが同じ名前で呼ぶこともよくあります。

それらに惑わされることなく、項目名のみならずテーブル(データ構造)にも正しい名前を付けることが必要です。

当社では、このようなソフトウェア設計の本質に迫る講習を社内で行っています。

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